「コーヒーがないと1日が始まらない」というほど、コーヒー好きのわたし。
そんな私がこの記事を書こうと決めたのは、ある日の出来事がきっかけでした。お気に入りのカフェで、いつもよりガツンと強めの深煎りコーヒーを飲んだときのこと。突然、胸が「ドキドキ」と波打つような感覚に襲われたのです。
「これって、もしかしてカフェインの摂りすぎ……?」
さらに、これから妊娠などのライフイベントも視野に入れている自分にとって、なんとなく飲むのではなく正しい知識を持って付き合うことが不可欠だと痛感しました。
そこで、バリスタや医師といった専門的な称号を持たない一人のコーヒーファンとして、厚生労働省や内閣府の食品安全委員会、さらには海外の公的機関の資料まで、合計15以上の信頼できるソースを徹底的に調べ上げました。
「結局、私たちは1日何杯までなら安心して飲めるのか?」その答えをも分かりやすく共有していきます。
結局、コーヒーは1日何杯まで?公的機関が示す安全な目安
徹底調査の結果、まず押さえるべきは以下の数値です。日本には一律の基準がないため、厚生労働省なども引用している「カナダ保健省」や「欧州食品安全機関(EFSA)」の厳しい基準をベースにしています。
カフェイン摂取上限(1日あたり)
| あなたの状況 | 摂取の目安量 | コーヒー換算(150ml/杯) |
| 健康な成人 | 400mgまで | 約3〜4杯 |
| 妊娠中・授乳中 | 200〜300mgまで | 約1〜2杯 |

あの時の私の「ドキドキ」は、おそらくこの目安を短時間で超えてしまったか、その日の体調によるものだったのだと納得しました。
知っておきたい妊娠とカフェインの関係
私が一番気になっていた妊娠への影響。WHO(世界保健機関)などの資料を読み解くと、高濃度のカフェイン摂取は胎児の成長に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
将来のために、今のうちから1日2杯までという感覚を身につけておくことは、自分にとっても安心材料になると感じました。
自分のカップで計算!コーヒー1杯のカフェイン量
「1日400mg」と言われても、自分の飲み方が安全圏なのか分かりにくいですよね。そこで、文部科学省の「日本食品標準成分表」をもとに、普段のシーンに当てはめて計算してみました。
コーヒー浸出液は100mlあたり約60mgのカフェインが含まれています。
- 小さめのカップ(150ml):約90mg(3〜4杯で上限到達)
- たっぷりマグカップ(250ml):約150mg(2杯半で上限到達)
- カフェのトールサイズ(約350ml):約210mg(2杯飲むとほぼ上限!)
これらの数字を基準にすると今日はカフェで大きいサイズを飲んだから、家では控えようといった、具体的なコントロールができるようになります。
コーヒーの飲みすぎのサインと、私が実践している対策
あの「ドキドキ」を感じたとき、私の体では何が起きていたのか。公的な文書には、過剰摂取による「急性作用」として以下の症状が挙げられていました。
- 身体症状: めまい、心拍数の増加(動悸)、震え、下痢、吐き気
- 精神症状: 不安感、イライラ、不眠
睡眠を守るためのルール
カフェインが体内で半分に減るまでには、通常4〜6時間かかります。
私が調べた中で最も納得感があったのは、「夜23時に寝たいなら、17時以降はコーヒーを控える」というルールです。これを知ってから、夕方以降はデカフェ(カフェインレス)に切り替えるようにしています。
コーヒー以外にも潜んでいる隠れカフェイン
徹底調査をして一番意外だったのが、コーヒー以外の飲料や食べ物です。農林水産省や文部科学省のデータを比較してみると、「コーヒーを控えてもお茶を飲みすぎたら意味がない」という事実に気づかされました。

特に、これから妊娠を考えている私にとって、飲み物の合計量を把握することは、コーヒーを何杯飲むか決めるのと同じくらい大切な収穫でした。

ヨーロッパではカフェは抹茶ドリンクがトレンドになっていて、カフェインを気にして抹茶を選んで飲んでみた日に寝れない…なんてことがありました
コーヒーと隠れカフェイン含有量一覧
身近な飲み物・食べ物の100ml(または100g)あたりのカフェイン量を比較してみると、意外な事実が見えてきます。
| カテゴリ | 種類 | 100ml(g)あたりのカフェイン量 | コーヒーとの比較 |
| 基準 | コーヒー(ドリップ) | 約60mg | 1.0倍 |
| お茶類 | 玉露(緑茶) | 約160mg | 約2.7倍 |
| 抹茶(薄茶) | 約64mg ※1 | 約1.1倍 | |
| 紅茶 | 約30mg | 0.5倍 | |
| ほうじ茶・ウーロン茶 | 約20mg | 約0.3倍 | |
| 飲料 | エナジードリンク | 約32〜48mg以上 ※2 | 約0.5〜0.8倍以上 |
| コーラ | 約10mg | 約0.2倍 | |
| ホットチョコレート | 約10〜15mg | 約0.2倍 | |
| お菓子 | 高カカオチョコ(70%〜) | 約80〜120mg ※3 | 約1.3〜2.0倍 |
| ミルクチョコ | 約20〜30mg | 約0.3〜0.5倍 |
※1:抹茶は茶葉2gを湯70mlで点てた際の浸出液換算。
※2:製品により大きく異なります。1本あたりの総量に注意。
※3:チョコレートは100gあたりの数値(製品の脂質やカカオ含有量で変動)。
参考:内閣府 食品安全委員会:食品中のカフェイン(ファクトシート)
まとめ コーヒーと長く付き合うために
プロのバリスタや研究者ではありませんが、今回徹底的に調べたことで、私は以前よりも安心してコーヒーを楽しめるようになりました。
- 「自分の適量」を数値で把握する(成人は400mg、妊婦予定なら200〜300mg)
- 「ドキドキ」したら体からのサイン。 無理せずデカフェへ
- 夕方以降の時間を決め、 睡眠の質をセットで守る
知識は、不安を安心に変えてくれます。これからママになる準備をする方も、ただのコーヒー好きの方も、この記事が「健やかなコーヒーライフ」のヒントになれば幸いです。
本記事は、厚生労働省、農林水産省、内閣府食品安全委員会等の公的機関が公開しているデータを基に、一人のコーヒー愛好家として調査・構成したものです。
カフェインの感受性には個人差があるため、本記事の数値はあくまで目安としてご活用ください。現在治療中の方、または妊娠中・通院中の方は、必ず主治医にご相談の上、摂取量を決定してください。
今回利用した主な出典元
- 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
- 食品安全委員会: https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf
- 農林水産省: https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
- 東京都保健医療局: https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/anzen/anzen/food_faq/sonota/sonota10.html


